主要なそばのメニューを考察してみる
ぼくは冷たいそばしか食べません。東京にいた時分は、ほとんどもりそばとざるそばしか食べませんでした。地元に帰ってもほとんど注文するのはざるそばだけです。ただ、ぼくの地元である山陰地方では、『割子そば』という独自のスタイルがあって、ときたまそれを注文することがあります。しかし割子そばにしたって、当然に冷たいそばなのです。割子そばとはなんぞや? というかたには、ぜひとも出雲そばについて調べていただきたいと存じます。
しかしながら、いろいろの具材が盛り付けられる、そばのメニューもあります。
ただその多くは、主に温かいそばで提供されるメニューなので、ぼく的にはその魅力を知りがたいのですが……。
きつねそば
「きつね」に関しては、説明はいらないでしょう。油揚げがキツネの好物とされるので、きつねそば、きつねうどん、と言われるようです。
ぼくはきつねうどんなら好きです。
たぬきそば
天かすがメインという涙ぐましいそばです。冷やしたぬきそばも根強い人気がありますが、個人的には食感があまり好きではありません。
天ぷらそば/天ざるそば
海老天を載せるのがポピュラーだと思われます。温かい天ぷらそばは、海老天がふやけてしまうので、嫌いです。
また天ざるそばというのがあります。ぼくのソウルフードたる地元のそば屋では、天ざるそばの天ぷらがイカの天ぷらのみであり、ざるそばの横に豪快にイカ天が載っており、ワンプレートで提供されます。このスタイルの天ざるそばしか食べる気がしません。
月見そば
最初に黄身を崩すのがご法度とされるそばです。
とろろそば(山かけそば)
山芋の風味があまり好きではないので、ぼくは食べませんが、根強い信奉者がいます。
鴨南蛮/鶏南蛮/カレー南蛮
温かいのは食べませんが、だし汁がおツユ代わりになった「鴨せいろ」「鶏せいろ」なら時々食べていました。過去形なのは、地元の山陰地方ではこの系統のメニューをほとんど見かけないからです。
カレー南蛮は、生まれてから一度も食べたことがありません。
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コロッケそば
温かい、かけそば系統のメニューがそんなに好かないのなら、いっそ、コロッケそばのような変わり種を攻めてみるのも面白いかもしれない。
ただ、ぼくの地元には、立ち食いそばのチェーン店がないのです…。