「音楽の風車」には200年以上続いてほしい

「音楽の風車」について

「音楽の風車」というラジオ番組がある。BSS最古の長寿番組である。お盆に山陰に帰省してきた人が「まだ『音楽の風車』やってるのかよ!!」とラジオにツッコミを入れるのが定番になっている。

「音楽の風車」。だいたいお昼ごはんの頃に生放送している音楽リクエスト番組である。Jポップもかかれば演歌もかかる。いちばん「音楽の風車」という番組を特徴づけているのが、OPテーマとOPのナレーションだ。

OPテーマは「赤いマフラー」という曲(のインスト部分)だ。津村謙という非業の死を遂げた歌手の事実上の代表曲である。津村謙は紅白歌合戦出場歴もある、戦後の流行歌手だった。この「赤いマフラー」のイントロによって、津村謙という歌手の存在は、少なくとも山陰地方の人間には永遠に刻み込まれるだろう。

もはやBSSは『音楽の風車』を打ち切るつもりはないと思う。99%ないだろう。60年以上続けており、これほど地元民(とそれ以外の放送オタク)に馴染んでしまった番組なので、100年でも200年でも続くだろう。他地域にも、そういった長寿番組がチラホラあるようだ。

山陰放送の成り立ちに関するタレコミ情報(2つだけ)

  • 旧社名「ラジオ山陰」
  • 米子のパチンコ屋から放送を始めた